あそびばcoffee栄徳屋のなまけものです。
10月の営業日に足を運んでくださった方
ありがとうございました。
おかげさまでとても暖かい時間を過ごせました。
お店と言えるような感じでもなく
普通の家なので 入りにくい印象を受けた方も
多いと思います。
ただ、普通の家にちょっと遊びに来て頂く。
そんな感じも大切にしたいという思いもありました。
まだ、お店をやろうとは思っていなかった頃、
店舗の一角にカウンター席がある場所で、
コーヒーを注文したことがある。
目の前の女性は ミルで豆を挽く。
その音だけが店内に響いてくる。
なまけものは その人の動きに目を奪われて
ずうっと見とれていた。
目の前に出されたコーヒーをゆっくりと頂くと
ほとんど無言で その店を出た。
店を出た途端に「みみおさん 見た?」
「見た、見た!」
みみおさんも 同じようなことを感じていたらしい。
何と表現したらよいのか?
流れるような所作。
注文を受けてからカウンターにコーヒーカップを
置くまでの動き。
ひとつの無駄な動きもなく
時計の針がゆっくりと進んでいく。
静かな川の流れのようにように、
やわらかな風が吹いているように。
もう一度 あの人にコーヒーを淹れてほしい !!
それから三度訪ねたが その人には会えなかった。
帰り際に店の方にたずねると 結婚され遠方に行かれる事になり
お店を辞められたそうだ。
帰りの車の中が一つの雰囲気に包まれた。
幸福感の中でひとつことを終える喜び。
その人のコーヒーはそれを語っていた。
一期一会
本当に一度だけの出会い、
この言葉の意味を考えた。
お越しくださった方
改めて ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿