あまりんと珈琲

　

 あそびばcoffee栄徳屋のなまけものです。

１月は足元の悪い中お越しくださり　ありがとうございました。

「あまり1月の記憶がない」と　みみおさんに話すと、

「雪かきしてたよ」と言われたが、もう２月。

やっぱり自分はなまけものだと思いつつ

妹が送ってくれた「あまりん」とパッセイオの組み合わせで

10時の休憩。

人には何かのきっかけが・・・

くも膜下出血で倒れた母は　助かる確率３分の１とか

お医者様に言われていたが　私たちの元に戻ってきてくれた。

多分　父や妹や私のことが心配で　

まだいけなかったのかもしれない。

助かったと言っても　元の通りに戻れるわけでもなく、

妹は寝たきりも覚悟して　ベッドやミキサーまで用意した。

こんな状態でも　今までやっていたことを続けようと

目薬をさしたところ　「母が戻ってきた」

と、思えた瞬間があったそうだ。

母は　妹の力を借りて　何年か自宅で過ごすことが出来た。

母が亡くなった年の冬、父もあっけなくこの世を去った。

実家で1人になった妹の所へ　叔母が訪ねてきた。

その時持って来てくれた苺を食べて　

妹は　久々に食べた物が「美味しい」と感じられた　と。

その苺やさんの苺を　私にも送ってくれた。

目薬かもしれない。

苺かもしれない。

何かのきっかけになる　

その何かのひとつになれるような

コーヒーであれたらなぁ

そんなコーヒーを一生のうちに一度でも

淹れることができたらなぁ

そんなことを　思う。